こんにちは、marikoです。
先日写真撮影をさせていただいたI様邸。カメラマンのTさんが、小物の位置をひとつづつ整えて撮影に臨んでいるところです。
整えるけど整えすぎない、絶妙のバランス感。お施主様の暮らしや為人(ひととなり)が何となく伝わるように、あるものをそのまま使わせてもらいます。
そして撮影の様子をカメラに収める社長と、お施主様のIさま。笑
I様邸は、とても生き生きとしています。それはなぜなのか…いたるところにその答えがありました。
ご実家(=このお家のBEFORE)の縁側でボロボロになっていた、カリモクチェア。張地を変え、可愛いクッションとセットになって、見違える姿になりました。新しいお部屋との相性も抜群。本当にボロボロだったんです(失礼…)。こんなに変わるものかと、私たちもびっくり。
実家の古建具(障子)も、移設して見事に調和。
厳しい言い方かもしれませんが、古いものを古いまま残しておくだけでは、何の価値も生まれません。使える形に変え、愛情を持って使うことで、残された価値があるというものです。これは古いものに限らない話ですね。せっかく高価なものや他人が羨むようなものを手に入れても、使わなければ何の価値も生まれず、古びていくだけです。
椅子も建具も、どちらも本当に生き生きと輝いています。
活かすって、そのものの良さを十分に発揮させることだなぁと思います。
ご自身で塗装した、寝室の筋交い。
自分たちで塗ることで、その場所に愛着が生まれます。愛情をもらって、そのものの価値が十分に発揮されているんですね。家だって嬉しいんです。笑
他にも、余りの板で作った踏み台、
庭のツタで編んだ籠、
手縫いのカーテン
などなど、挙げればきりがないほどたくさんの手作り品が並んでいました。子どもたちの作品もたくさん。
手をかけることで生まれた愛情と、使ってもらえること、愛でられたり話題にされたりすることによって、そのどれもが生き生きと輝いていたんです。
「活かす」って、そのものの良さを十分に発揮させることで、それは人であれモノであれ、愛情を持って向き合うことなのですね。
I様邸の撮影をしながらそんなことを思っていたmarikoなのでした。
東三河リノベーション計画実行中mariko