こんにちは、リノクラフトのmarikoです。今日は「先進的窓リノベ」という補助金で有名になった、窓のリフォーム・リノベーションの効果についてお話しします。効果抜群、お勧めポイントいっぱいなので、今回はポイントを2つに絞ってお伝えします。
1 断熱効果は絶大
2 結露の軽減=乾燥しづらい部屋になる
+α 補助金は2025年度までが勝負!
1 断熱効果は絶大
これが一番お伝えしたいところです。お部屋の中で一番熱の出入りが大きいのは、窓。
上記は YKK AP 株式会社 提供の図です。平成28年省エネルギー基準レベル相当の住戸(窓はアルミサッシ)を想定した計算とのことですが、詳細は YKK さんの HP でご確認ください。
上の図の、窓からの熱の出入りの大きさに注目してください。いくら壁や天井に高価な断熱材を入れても、窓が古いままでは効果が十分に発揮されないことが分かります。壁・屋根の断熱材はそのままで窓を取り換えたり、新たに内窓を取り付けたりした場合はどうかというと、これが結構効果があるんです。
上記は窓を取り換える場合の参考資料です。豊橋市は省エネルギー区分7の温暖な地域なので、一番ハイスペックな窓にしなくても十分効果は期待できます。窓を取り換えるとなると工事が大掛かりになりがちなので、ちょっとハードルが高いかもしれません。
そんなときは、内窓です。既設の窓に内窓を取り付ける作業なら、お部屋の中に追加するだけなので軽作業で完了します。内窓、すごいんですよ。お値段お手頃、作業も簡単、最新の窓に匹敵する効果!
私たちはリノベーション会社なので、戸建て住宅の内外装を変える場合には窓の取替えをお勧めしますが、室内だけのリノベーションの場合などは内窓をお勧めしています。またマンションの場合、窓は共用部ということで未だ取り換えることができない場合が多いため、内窓をお勧めしています。
上の写真は、リノクラフトの施工事例【 HYGGE 】です。マンションリノベーションで内窓を取り付けました。既設窓は黒ですが、北欧テイストの室内に合わせて白い内窓を取り付けることで、世界観を統一することができます。
リノクラフトでは、プランの中に窓の断熱工事まで入っていることがほとんどです。窓リノベは「冬暖かく、夏涼しい」「エアコンをさらっと付けているだけで快適」「朝晩の冷え込みが緩やか」などなど、体感された方は本当に満足されています。私は、「冬の朝、寒くて布団から出られない」ということが全くなくなりました。こんなに変化が感じられるなんて思っていなかったので、嬉しい誤算です。
2 結露の軽減=乾燥しづらい部屋になる
個人的に、これは大きなポイントだと思っています。意外と知られていないのですが、結露の軽減と同時に、お部屋が乾燥しづらくなるんです。
築古の賃貸住宅に住んでいたころ、寒がりな私は冬の夜、暖房なしでは眠れないため、エアコンをつけていました。でもエアコンをつけると必ず喉が乾燥して痛くなります。そこで加湿器を付け、なんとかバランスを取っていました。もちろん窓まわりは結露でいっぱいです。しかし、断熱改修して内窓を取り付けたリノベーション後のマンションに引っ越してからは、エアコンをつけても喉がカラカラの乾燥状態にならなくなりました。とてもとても快適です。
この仕組み、下の図を見ていただければわかるのですが、「温度によって、空気中に保てる水分量が違う」からなんです。同じ室内でも、温度が高ければたくさんの水分を保つことができます。例えば室温20度、湿度60%の部屋があったとします。(下図のⒶ)この場合、性能の良い窓であれば窓際も13度ですので、結露は発生せず、湿度が保たれます。もしアルミサッシだったとすると窓際は7度となり、結露が発生します。つまり、お部屋の中にあった水分が、結露というかたちで出て行ってしまっているわけです。いくら加湿しても同じことが起こるので、加湿した分だけ結露が増えていただけ・・・とも言えます。
+α 補助金は2025年度までが勝負!
急かすわけではないのでが、「先進的窓リノベ」という窓に関する補助金が重点的に行われるのは2023~2025年の3年間。今年度が最後の年になります。今後も補助金が出る可能性がないわけではないのですが、こんなに補助率の良い補助金は、これが最後ではないかと思います。ですので、もし迷われている方がいれば、早めに決断されることを勧めします。