こんにちは、リノクラフトのmarikoです。今日はレトロな佇まいが素敵な豊橋市内のビンテージマンションの間取りについてのお話です。
下の平面図をご覧ください。左がA室のBefore→Afterで、右がB室のBefore→Afterです。A室は【Westport】N様のお部屋で、B室にはN様のご両親がお住まいです。2021年にA室をリノベーションし、2024年にご両親がB室に越してこられる際、B室もリノベーションさせていただきました。メゾネットの、左右対称のお部屋です。
このようなレトロなマンションでは、「水回りが狭い」といった問題点が挙がります。Before図面を見ていただくと、階段の下側にトイレ、洗面脱衣室、浴室が並んでいるのが分かると思います。洗面脱衣室、浴室の大きさは、現行の新築住宅ならこのお部屋のそれぞれ1.5倍くらいが一般的です。
そこでリノベーションによる劇的ビフォーアフター!どちらも水回りの狭さを解消しながら、それぞれの暮らし方に合わせた間取りを提案させていただきました。A室とB室で、左右対称の同じ間取りが「暮らし方やご予算に合わせた提案」で、こんなにも変わるんだということが分かっていただけると思います。
A室のリノベーション
まずはA室。小学校低学年のお子様と3人暮らしのN様ファミリーは、洗面、お風呂を大きくしたいというご要望と、リビングからアクセスできるファミリークローゼットがご希望でした。この機会にしっかりとリノベーションしたいというお考えでしたので、光と風の通る、使い勝手の良い間取りを目指しました。
赤マルのトイレに注目してください。トイレをキッチン側に移動し、その分、洗面・浴室を大きくしました。戸建て住宅のユニットバス「1616サイズ」が入っています。しっかりリノベーションしたい場合は、このように大きな間取り変更も検討し、使いやすい間取りに再編集します。オレンジ色の部分は、リビング奥のファミリークローゼット。ハンガーパイプの上部をオープンの形にしているので、リビングとの一体感があります。ファミクロと階段の間には室内窓を設けているので、階段まで光と風が通ります。
写真左側の奥がファミリークローゼットです。リビングと一体なので、すぐに出し入れができるのが便利。奥に見える室内窓がポイントです。
B室のリノベーション
次はB室。N様のご両親のお部屋です。水回りの狭さと、玄関ドアから入って来るの冬の隙間風が気になるとのことでした。
B室は、必要最低限の間取り変更と工夫で、問題解決!トイレ、洗面脱衣室、浴室の場所も大きさもそのままで、洗面化粧台だけを移動しました。隙間風対策は、まるで戸建て住宅のような引き違い戸で落ち着いた空間を演出しています。写真はありませんが、もともとリビング右側の壁にあったTV端子(赤マル)をバルコニー側の真ん中の壁に移設し、和室と一体のリビングとして使うことで、ご夫婦がそれぞれの場所でくつろげる広さのリビングになったとおっしゃっていました。こういったひとつひとつの工夫が、日々の暮らしやすさにつながります。
玄関方向を臨む写真です。縦格子の引き違い戸で、重厚感のある雰囲気に仕上がっています。扉を閉めてしまえば、ここが洗面所。広く快適に使えます。水回りがリビング直結というのは、ヒートショック対策にもなります。洗面横のコート掛けも便利に使っていただけているようです。
いかがでしょうか。こんな風に、室内のコーディネートはもちろんですが、間取りの工夫もお客様のご要望によって大きく変わります。リノクラフトでは、お客様がこれからどんな暮らしがしたいのか、どんな暮らしを望んでいらっしゃるのかをイメージしながらの提案をしています。リノベーション、面白いですよ!
いろいろなお話をしながら、あなたにぴったりの間取りを見つけていくリノベーション。ご一緒にはじめてみませんか。ご連絡お待ちしております。お読みくださりありがとうございました。