BLOG
/
/
【冬が来る前に!】断熱リノベーションが必要な理由を一つ一つ考えてみる。
2階につながる箱階段。ある時は家族の居場所になります。

【冬が来る前に!】断熱リノベーションが必要な理由を一つ一つ考えてみる。

みなさん、こんにちは!愛知県豊橋市でリノベーションを専門に手がけるリノクラフト株式会社の今泉です。今回のブログは、冬が来る前に!断熱リノベーションが必要な理由を考えてみたいと思います。

自宅での死亡が多い場所(要は危険)は浴室です。

自宅で危険なのは階段だろうか?おトイレだろうか?と思われるかも知れません。しかし最も多いのは意外にも浴室なのです。高齢の方は浴室で溺れてしまう事があるのですが、前段階としてヒートショックによって気を失ってしまう事が挙げられています。

断熱化されていない古い住まいでは家中で起きるヒートショック。そうならないためにも自宅の断熱リノベーションは欠かせません。

最近では高断熱浴槽なるものがユニットバスメーカー各社から出ており、浴室内は暖かくなっています。しかし問題はそこではなく、廊下や脱衣室が寒い事なのです。浴室が暖かいからと油断せずに家中を暖かくするのが浴室でのトラブルを防ぎます。ちなみにヒートショックで亡くなる方は交通死亡事故死の約3.8倍とも言われています。

ヒートショックでの死亡が多い県は意外な結果が

実は心疾患や脳疾患そして呼吸器疾患に不慮の溺水などヒートショックが原因とみられる死亡数が多いのは、静◯県。温暖な気候故に断熱にも緩やかで住宅環境からヒートショックを起こしやすい様です。対して少ない県は北海道と沖縄県。一番に寒い地域と暑い地域が少ないのは意外ですが北海道は断熱化が進んでおり、沖縄は一年を通して暖かい。私たちが住んでいる愛知県豊橋市は静岡県にも近く、気候も温暖です。それ故に「断熱なんてソコソコで良いよね」となりやすいので意識を変えなくてはなりません。

寒い部屋での痩せ我慢は強い体を作らず健康を損なう

断熱リノベーションを行わない住まいでは、真冬の室温は10度以下になることもあります。そのような状態では健康に悪影響です。

日本の住宅では冬場の室温は16度以上が推奨とされています。実際に、このぐらいの気温であれば(日本人の肌感としては)適温で可もなく不可もなくくらいでしょう。しかし、イギリス保健省によると健康が保てる推奨温度は21度。そして18度で健康リスクが現れ、16度では呼吸器に影響が出て、12度で心臓疾患の恐れがあるそうです。

イギリス人はどれだけ寒がりなのでしょう?と思いたくもなりますが、気温と健康の関係は密接であるのは確かであり断熱は光熱費のためだけに行うのではなく健康のためでもあるのです。

冬のお肌が乾燥する理由は湿度ではなく温度

断熱リノベーションを行うことで室温が適正になり、結果として湿度も適正に保たれます。冬の乾燥は低温が原因なのです。

冬の空気は乾燥しているのは誰もが知る常識。気温が低い部屋で湿度を見るとそれほど低くはないけど、空気が乾燥している!と感じた方は多いかと思います。湿度は、その空気中に含まれる水蒸気の比率を表した相対湿度。実際に何gの水蒸気を含んでいるのかを表すのが絶対湿度です。そして空気の温度が上がるごとにその空気中に含む事ができる水蒸気の量は増え、それを表すのが飽和水蒸気量です。わかりやすく表現しますと、1m3の空気が10度の場合、9.4gまでの水蒸気しか含む事ができませ。しかし1m3の空気が20度の場合は17.3gまでの水蒸気を含む事ができるため、空気の潤いが全く違うのです。

空気環境を悪化させる結露も発生してしまいます

性能の低いサッシは冬場に結露を起こします。結露は室内空気の水蒸気量を減らし、カビの発生を促す健康の大敵です。

ここまでの流れから室内の空気温度が低くなると、飽和水蒸気量の低下により空気中から放出された水蒸気が結露となります。冬の寒い朝、空気は乾燥しているけど窓はベシャベシャ。そして結露は空気中のカビ発生を促し呼吸器疾患やアレルギーの原因となるのです。

断熱リノベは光熱費はもちろん健康のために必要

断熱されていない環境で暮らすというのは、ヒートショックによる心筋梗塞や呼吸器疾患、空気の乾燥による肌トラブル、結露によるアレルギーなど良いことは一つもありません。光熱費のかからないエコな暮らしはもちろんの事、冬を快適に健康に過ごすためにも断熱リノベーションは欠かせません。冬が来る前に是非ご検討ください。

断熱の事や暮らしの健康など気になることは何でもお気軽に <公式LINE> または <問い合わせフォーム> までご連絡ください。

Search
Cristofer Vetrovs
Writer/blogger
アーカイブ
新着記事
Instagram