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【築年数別】リフォーム・リノベーションのポイントをご紹介します。

【築年数別】リフォーム・リノベーションのポイントをご紹介します。

みなさんこんにちは、豊橋市にあるリノベーション専門会社 リノクラフト株式会社のHikariです。

住まいは年月を重ねるごとに劣化が進んでいきますが、そのタイミングに合わせて適切なリフォームやリノベーションを行うことで、より快適に長く住み続けられる家をつくることができます。今回は、築年数別に住まいのリフォーム・リノベーションポイントを解説し、どの時期にどんな改善が必要か、そしてそのメリットをご紹介します。快適な住まいづくりの参考にしていただければと思います。

■築10年~15年:住まいの定期点検とアップデート

築10年を迎える住まいは、新築当初の設備や内装に少しずつ経年変化がみられる時期です。このタイミングでのリフォームは、住まいのコンディションを確認し、必要に応じて初期段階のメンテナンスを行う良い機会です。キッチンや浴室などの水廻り設備の点検をはじめ、壁紙の貼り替えや床の補修といった、比較的軽微なリフォームが中心となります。また、家族構成やライフスタイルの変化に合わせて、間取りを見直したり、収納を増やしたりするのにも最適な時期です。

■築20年~30年:快適性と機能性の向上

築20年を迎える頃には、キッチン・バスルーム・トイレなどの水廻り設備の寿命が近づき、交換を検討する時期に入ります。設備を最新のものにリニューアルすることで、使い勝手が良くなるだけでなく、省エネ効果が向上し、光熱費の削減にも期待できます。併せて、外壁の塗り替えや屋根補修といった外回りのメンテナンスも大切なタイミングです。さらに、生活スタイルに合わせて間取りを見直したりすることで、より快適で長く暮らせる住まいになります。

■築30年以上:安全・快適な住まいづくりのための性能向上

築28年 店舗付き住宅リノベーション ダイニング側は収納になっており、雑貨類がしまっておけてスッキリとします。

築30年を迎える住まいでは、建物の基本性能を見直すリフォーム・リノベーションが大切な時期になります。なかでも、断熱性・耐震性の強化は、これからも安心して暮らすためには欠かせないポイントです。さらに、給排水管や電気配線などのインフラ設備も経年劣化が進んでいる可能性があるため、点検と交換を行うことでトラブルを未然に防ぐことができます。また、将来の暮らしを見据えて、使いやすい動線計画への改善を行うと、より安心で快適な住まいになります。

■築50年以上:未来を見据えた大規模リノベーション

築130年古民家リノベーション。既存の梁がダイナミックで趣のあるダイニング。

築50年を超える住宅では、大規模なリノベーションを視野に入れる時期となります。長年の暮らしを支えてきた住まいが、現代のライフスタイルに合わせた快適な空間として生まれ変わります。大規模なリノベーションで構造躯体だけを残して、間取りを一新することで、断熱性能や耐震性能を大幅に向上させることができます。さらに、最新の住宅設備を導入すれば、省エネ性や快適性も高まります。

家は、築年数に応じて、見た目だけでなく暮らしに直結する部分にも劣化が現れます。築年数が浅い場合は、部分的なリフレッシュで十分ですが、築30年を超えた建物は、大規模なリノベーションが必要となります。リフォーム・リノベーションは「どこから手をつけるか」が悩みどころですが、まずは自宅の築年数や状態をしっかりとチェックし、生活に直結する箇所から優先して改善することが効率的です。そして、家族構成やライフスタイルの変化も踏まえた上で計画を立てることで、安心で快適な暮らしを長く維持することができます。

先日、11月16日(日)に行われた「リノベーションEXPO2025」のトークセッションで、「建物本来の魅力を理解せずに付加価値をつけようとしても、その良さを活かすことはできない。」という言葉を聞き、深く共感しました。この言葉から、リノベーションやリフォームを行う際には、その家が持っている本来の良さや価値をしっかりと理解し、それに見合った改善を施すことの重要性を再認識しました。家が持つ価値を尊重し、必要な部分に焦点を当てることで、住まいはさらに快適で長持ちする空間に生まれ変わります。

リフォームやリノベーションは単なる見た目の変化だけでなく、暮らしやすさを向上させるための大切なステップです。お住まいに関するご相談がありましたら、お気軽にご連絡ください。お問い合わせフォームまたは公式LINEからお待ちしております。

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Cristofer Vetrovs
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