こんにちはmarikoです。いつもリノクラフトのリノベなブログをご覧くださりありがとうございます。
少し前になりますが、愛媛に帰省した帰り、しまなみ街道を通って、広島県尾道市に寄り道をしました。尾道は坂の町として有名な風情ある町です。しまなみ海道はサイクリングもできるので、サイクリストの集う町になったとも聞いています。そんな尾道に、ONOMICHI U2 というスポットがあります。県営の海運倉庫をリノベーションして2014年に誕生した、宿泊施設と飲食店やショップの入った複合施設です。
設計デザイン担当は、谷尻誠さん。このプロジェクトについて語られている中の一部を抜粋しました。
世の中が均一化していく中で、「時間が紡ぐ古いものの価値」と「その街らしい新しさ」の共存関係に都市の魅力を活かす鍵が潜んでいるのではないだろうか。このプロジェクトでは、街の人々が昔から知っている風景に現代の価値観を挿入することで生まれたコントラストによる「懐かしい未来」をつくり出し、地域の方が改めて尾道の魅力を発見するきっかけをつくり出そうとした。
まさにまさにリノベーションです!懐かしい未来って素敵ですね。2014年オープンなのでリノベーションから9年が経っているわけですが、写真の通り、地元の人から観光客まで、たくさんの人の憩いの場になっていることがわかります。
ONOMICHI U2 の向かいにあるレストラン「尾道レスポワールドゥカフェ」にランチでお邪魔しましたが、ここも煉瓦造りの建物をリノベーションした雰囲気のあるお店でした。時間が早かったので席が空いていますが、私たちが帰る頃には次々とお客さんが入って来ていましたよ。
それから、こちらは観光地である千光寺の近く、坂の途中にあるみはらし亭です。
残念ながらカフェのオープン前だったので入れませんでしたが、築100年以上の別荘だった建物のようです。立地と建物を活かした、これまたリノベーションらしいリノベーションです。他にも駅から観光スポットまでの結構な距離が現役の商店街で、リノベーションしたお店がちらほらあったのも印象的でした。
風情ある町、観光の町にリノベーションはぴったりです。尾道を訪れて、長野の善光寺門前や、飛騨高山の街並みを思い出しました。とはいえ、普通の街にもリノベーションは必要です。リノベーションでちょっと個性的な面白い建物が増えれば、人が集まるようになります。活気に溢れます。なんなら新しい観光スポットにだってなり得ます。そんなことを思った尾道旅、良い刺激になりました。