こんにちは、リノクラフトのmarikoです。
今日は、土間と良い勝負!?内と外とを区切りすぎない「サンルーム」についてのご紹介です!
洗濯物を、外に干したいけど気候や天気に左右される…でもお日さまの光には当てたいし…それに動線も譲れない!ストレスない洗濯時間がほしい!というご要望から始まった、現在工事中のIさま邸サンルーム計画。
Iさま邸はサンルーム計画ですが、リノベーションで最近ご要望が多いのは「土間」です。広い庭が持てない場合の庭的役割だったり、外で使うものをわざわざ家の奥に入れなくてもいいよねという発想から来ていたりします。家の中にあるんだけど半分外のような場所。シューズクロークとしての土間、洗濯物干し場としての土間、趣味の場所としての土間、仕事場としての土間…一言で土間といっても、その用途は様々です。
では、どうしてこんなに土間が注目されるんでしょう。
耐震・断熱などの性能を突き詰めていくと、家の内と外とをはっきり区切る必要が出てきます。そうなったことで、逆に曖昧な空間である「土間」が求められるようになった側面があるんじゃないでしょうか。曖昧さを容認できる日本人らしい発想ともいえます。
ウッドデッキも人気ですが、より外の要素が強いですね。土間は内の要素が強いです。そして今回お話ししたいサンルームは、外なんだけど雨風が避けられて、家の内からそのまま出入りできる場所、といった具合です。
(例えばリビングの一部に、天井も壁もガラス張りで外の気配を取り込める場所として設置するような本格的サンルームは、明らかに内です。性能のかなりいいサッシを使用して、室内の温度変化を極力抑える必要があります。)
こちらはネコとお住まいのHさま邸サンルーム。(工事途中の写真ですみません)
家の中で暮らす猫たちにとって、ここは外を観察できる大事なスポットのようです。そしてお日さまの力で、冬は本当にあったかい格好のお昼寝スポット!
土間が涼しい内外空間なら、サンルームはあったかい内外空間、といったところでしょうか。ものの保管には土間が最適ですが、洗濯、日向ぼっこ、お昼寝など、用途によってはサンルームの方が適している場合もありそうですね。