marikoです。いつもリノクラフトのブログをお読みくださりありがとうございます。
今日は窓の切り取り方についてです。
マンションリノベーションでは窓の位置は変えられませんが、戸建ての場合は状況に合わせて窓の位置を変更したり、窓に合わせた間取りにしたりすることができます。
↑まずは Amber Drops のLDKをご覧ください。
とっても明るいですね。こちらのLDKは2階に位置していることもあり、明かりが取り込みやすいお部屋です。掃き出し窓が大きいのもありますが、それにしても明るいです。その秘密は・・・
窓の位置を見てください。天井ピッタリから窓が始まっています。こうすることで天井付近に影ができづらくなります。天井一面に光の反射が広がり、とっても明るくて開放的な空間になるオススメの切り取り方なのです。
そしてもうひとつ。天井から掃き出し窓を取り付けることで下部に段差ができるので・・・
ホラ!こんな風にお子さんの椅子に早変わり。元々はバルコニーのない腰窓だったところに、大きなバルコニー、大きな掃き出し窓を取り付けています。
次は Cradle shape の写真です。
ソファの向こう側の窓。お隣さんの視線が気にならないように、敢えて上下に窓の位置を変更しました。せっかくの南側なので光と風は取り込めるように、でもプライバシーは確保して。窓の向こう側には小さな庭もあるので、下の窓からは庭の気配が感じられます。写真の左手前の窓も、敢えて高めの位置に設けることで、外からの視線を気にしなくていいようにしてあります。
さいごは récolte の寝室です。耐震補強のブログに出てきた写真ですね。
縁側でした。大きな掃き出し窓が付いています。そこを、敢えて腰高の窓に変えました。理由は、外からの写真をご覧ください!
この写真の左側の部屋が、先ほど紹介した寝室(Beforeの和室部分)です。ちょうど玄関までのアプローチ側になるので、プライバシー確保のため窓は敢えて高めの位置にしています。窓を小さくすることで断熱性も上がるので、寒暖差が激しくなくなり、快適な寝室になりました。それにこの部屋は腰窓でも明るさ十分!
いかがでしょうか。こんな風に、その場所の使い方や位置、住む人の考え方などによって、窓の切り取り方も本当にいろいろ工夫ができるんです。隣家をうまく隠して、「空だけが見える窓」「学校が見える窓」なんていうコンセプトで切り取った窓もありますよ。
たかが窓、されど窓。リノベーションで楽しく編集しちゃいましょう!