リノクラフトのリノベなブログにお越しくださりありがとうございます。marikoです。今日は、よく聞くこのフレーズ「リフォームとリノベーションって何が違うの?」についてお話ししたいと思います。
先に言ってしまいますと、リフォーム・リノベーションという言葉にはこれといった答えはありません。世間一般の認識として、または各々が定義して使っている言葉として、という前提でお聞きください。
リノベーションとは
リノクラフト社長が三河支部長を務めている一般社団法人リノベーション協議会では、リノベーションとは「中古住宅を現代のライフスタイルにあった住まいによみがえらせること」と定義しています。
例えばキッチンが独立しているから壁を取って広いLDKにしましょう、6畳二間の和室は使わないから小さめの個室と大きなクローゼットにしましょう、というのはリノベーションの考え方です。現代のライフスタイルにあった住まいによみがえらせる、さらにはより先進的な暮らし方を提案するなど、古くなってしまった既存住宅にもう一度価値を見出すようなものをリノベーションと呼んでいます。
リフォームとは
じゃあリフォームは?というと、一般社団法人リフォーム推進協議会によると、リフォームとは「基本的な住宅性能の維持・向上とメンテナンス」を重視していることがわかります。
キッチンが古くなってきたから新しいものに替えましょうとか、畳の表替えをしましょうというのは、リフォームの考え方になります。今あるものを、そのままの形で新しいものに取り替えたり直したりするような行為です。
まとめ
リノベーションは、現代のライフスタイルにあった住まいによみがえらせる、さらにはより先進的な暮らし方を提案するなど、古くなってしまった既存住宅にもう一度価値を見出すような行為。「私にとっての快適な暮らし」を実現するために現状を見つめ直して根本から改善していくような感じです。
リフォームで大事なのは「快適に使えること」で、壊れたものや古くなったものを新調するイメージです。
いかがでしょうか。以上は「リノベーション」をわかりやすく伝えるときにお伝えする内容になります。
リフォームの中のリノベーション
次は「リフォーム」を中心に見た時の考え方です。リフォームとリノベーションは別々のものというより、リフォームの方がより広義な捉え方で、リノベーションは、よりコアでより感覚的で、モノよりコトを重視しているようなイメージになります。以下の文章は、先ほどご紹介したリフォーム推進協議会に掲載されている、リフォームの考え方を表した文章です。
「基本的な住宅性能の維持・向上とメンテナンス」「住宅そのものの性能を高める」といううフレーズが出てきています。
一方のリノベーション協議会では下のような図を用いています。
広義なリフォームという言葉の中に、LDKや水回りの部分リフォーム、大掛かりなデザインリフォーム、DIYやセルフリノベなども入っていて、リノベーションはその大きな括りの中の一つの分野として存在している感じです。リフォームの中からリノベーションという新しい考え方や言葉が生まれてきた、と捉えると分かりやすいかもしれません。
まとめ
家の増改築やメンテナンスなど、既存住宅に手を加える行為に対しての大きな括りが「リフォーム」。
古くなった建物を現代的な使い勝手に改めたり、住まう人が快適になるよう工夫を施したりして、既存住宅に改めて価値を見出すような、リフォームの中から生まれた新しい考え方を「リノベーション」。
(さらに、リノベーション協議会が定めたインフラの整備基準に合致したものを「優良なリノベーション」と呼んでいますが、それはまた別の機会に。)
いかがでしょうか。なんとなくでも「なるほど〜」と思っていただければ幸いです。
もちろん、難しく考えなくても大丈夫です。(笑