リノクラフトのリノベなブログにお越しくださりありがとうございます、marikoです。
今日は、これからの小さなリノベについてお話しします。
最近は中古物件として出回る家も、平成になってから建てられたものが増えて来ました。実家を譲り受けてリノベーションする場合も、その実家が”平成もの”、ということも増えて来ました。平成になってから建てた家を、ライフスタイルが変わって来たので間取り変更をしたい、という方もいらっしゃいます。
平成の建物であれば、建築基準法は現行に近いので耐震・断熱の心配も少なく、ライフスタイルとしても現在の暮らしから許容できるものが多くなります。
つまり、「小さなリノベ」で対応できる家が増えて来たということです。
大規模なリノベーションをすると、暮らしが大きく変わります。が、小さなリノベーションでも暮らしの変化は十分あります。そこに暮らす人によっては、小さなリノベでも十分だったりします。
こちらはWacoBreadさん。平成の建物です。玄関ホールと和室を、パンの販売スペースと工房にリノベーションしました。写真左側のドアは元々の玄関ドアで、店舗用の入口としてそのまま使っています。プライベート玄関は別に設けましたが、水回りや2F部分については一切工事していません。住みながら工事を行いました。
こんな風に、平成の建物は小さなリノベが可能なのです!
上の写真のKさま邸は、比較的新しい中古マンションだったので、キッチンについては吊り戸棚を無しにして、タイルを新調したり蛇口やコンロを取替えたりしてさっぱりとした明るく清潔感のある場所にしました。
また、先日OBさんからは、ご両親を同じマンションの別の部屋に招き、ゆくゆくは面倒を見られるようにしたい、とのご相談を承りました。思いをのせて使いやすいように変えていく行為は、まさにリノベーションです。こういう小さなリノベもあるなぁと思います。規模や価格の話ではないなぁとつくづく思います。
リノベーションといえばガッツリビフォーアフター!とか、古〜い家をコツコツDIY!みたいなイメージがあるかもしれませんが、こんな風に、もう少し中間層的な、小さなリノベの可能性についても知っておいていただきたいなと思っています。