こんにちは、marikoです。今日はハウスメーカーの家のリノベーションについてです。
「ハウスメーカーの家をリノベーションするのは難しい」と言われることがあります。それは何故なのでしょうか。まずそのことについて、知っておいていただきたいことが2点あります。

↑ Before① 誰もが一目でわかる、某ハウスメーカーの家。
ハウスメーカーの家をリノベーションする際の問題点
1つ目は、ハウスメーカーの建てる家の工法は独自の認可(型式適合認定)を取っているため、詳細がわからないということです。
家を建てる際の工法はいろいろあります。最も一般的な「木造軸組工法」、2×4(ツーバイフォー)と言われる「木造枠組壁工法」、両者を掛け合わせた「木質パネル工法(ハイブリッド工法)」、鉄骨を使った「鉄骨プレハブ工法」や「鉄骨ユニット工法」などなど。一般的な工務店は在来工法ともいわれる「木造軸組工法」ですが、ハウスメーカーの家は独自の工法を開発し認可を取っているため、ざっくりとしたことはわかっても、その詳細を知ることは私たちには難しいのです。
2つ目は、「4号特例の廃止」です。
令和7年4月1日から「4号特例」と言われる制度が廃止されたことで、リノベーションの場合も確認申請が必要な場面が増えました。しかし、大規模なリフォーム・リノベーションの際に確認申請が必要であっても、ハウスメーカー独自認証(型式適合認定)の建物の場合、誰も確認申請を取ることが出来ないのです。そのため「ハウスメーカーの建物をリノベーションするのは難しい」と言われているのです。

↑ Before②この家は東海地域のハウスメーカーです。
リノクラフトはどうリノベーションしているのか
とはいえ、ハウスメーカーの家はとても丈夫でしっかりしています。壊すのは本当にもったいないです。そこでリノクラフトでは、ハウスメーカーの家は確認申請不要の範囲でリノベーションを行っています。ちょっとしたことしかできないんじゃないの?と思われるかもしれませんが、実はそんなことないんです。知恵と工夫で、いろいろできちゃうのがリノベーションの面白いところです。

↑ After① 外観もこんなに変わります。詳しくは施工事例【 Halten Heim 】をご覧ください。

↑ After② テーマはジャパンディ。ブルーグレーの縦ガルバと、優しいホワイトの横張りサイディング、窓まわりの縁取りなどで、見違える外観になっています。つい先日写真撮影を終えたばかりのお家です。
内装も、それぞれの工法のポイントをざっくり押さえてしまえば、動かせないものがあるのはマンションや在来工法とも同じ。リノベの醍醐味ともいえます。
もし「うちはハウスメーカーの家だから・・・」なんて思っている方がいるようでしたら、一度ご相談にお越しください。この家ならこういうことはできる、この家ならこうした方がいい、といったアドバイスができると思います。中古住宅を買ってリノベーションしようと思っている方も、ぜひ購入する前にご相談くださいね。間取り変更のほとんどできない家もあります。お勧めできる家、あまりお勧めできない家、いろいろありますので、まずはざっくばらんにお話しできればと思います。