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【住み替えやメンテナンス目的だけじゃない!】まだまだあるリノベーション・リフォームの取り入れ方
リノベーションやリフォームを行う目的によって適切なタイミングがあります。

【住み替えやメンテナンス目的だけじゃない!】まだまだあるリノベーション・リフォームの取り入れ方

こんにちは、豊橋市のリノベーション専門会社リノクラフトのmayuです。リノベーションやリフォームを考える目的とタイミングは、

①住み替えを期に、転居先のリノベーションまたはリフォームをしたい

②自宅の設備の故障や老朽化をきっかけに、お家全体のリノベーションまたは部分的にリフォームをしたい

主にはこの2つを思い浮かべる人が多いんではないかと思います。実はリノベーションやリフォームを活用する目的やタイミングは、他にもまだまだあるんです。今日は、まだあまり知られていないけれど是非知ってもらいたい!リノベーションやリフォームについてお伝えしたいと思います。

1.子供の成長

お子さんの成長の過程に応じて、お部屋の使い方は変化していきます。小さいころは安全や安心の観点から「親の目が行き届くこと」が間取りのポイントになっていますが、お子さんが思春期に入ると、親に言えないことが増えてきたり、自立心が強くなったりといった精神的要因や、勉強に集中するためといった環境的要因から、「個室」を求めるようになります。

子供の成長に合わせて1つの部屋を2つの個室へとリフォームしました。

こちらは、1つのお部屋を2つの個室に分けたリフォームの事例です。リフォームを行う前は、約20㎡のお部屋1つを兄弟2人で使っていました。お兄ちゃんが中学生、弟さんが小学校の高学年になり、兄弟喧嘩は増えていくばかり、喧嘩の仲裁に手を焼いてしまって。。。と、リノクラフトのOB様からご依頼を受けました。

部分リフォームで2つの個室に間仕切った子供部屋。杉板の素地を活かした間仕切りを造作しました。クロスの施工を省くことで予算が節約できました。

「予算を抑えながら格好いい男の子部屋にしたい」ということで、クロスの費用カットとラフな仕上りから、間仕切りの化粧材として12mmの針葉樹合板を提案し、採用していただきました。同じ材料を使って大容量の収納も造作しています。

同性同士の兄弟や姉妹だったとしても、各自の個室を与えてあげたり、レイアウトの変更や工夫をしてあげることで、お子さんのストレス軽減につながっていくと思います。親子関係を円滑に保つためのリノベーション・リフォームの活用方法です。

2.ライフスタイルの変化

2025年時点で、夫婦の共働き世帯の割合は約7割に達し、専業主婦世帯は減少傾向にあります。環境の変化も著しく、1年を通して花粉・PM2.5・黄砂など、何かしらが飛んでいて、アレルギー対策の為に外干ししないという人が年々増えているようです。

ランドリールームにはカウンターと物干しポールを設置しています。洗濯家事がこの部屋で完結するので効率的です。

今、需要が高まっているのが「ランドリールーム」設置です。「ランドリールーム」とは、洗濯して洗濯物を部屋干し、畳む、アイロンがけするなど、洗濯にまつわる家事を凝縮して行えるスペースのこと。洗濯は、家事の中でも手間が掛かる作業ですよね。特に共働きや子育て中の家庭では、「干す」から「しまう」までの工程をいかにスムーズにこなせるかが、家事の負担を軽くするポイントだと思います。リノベーションやリフォームを活用して、忙しい毎日の中の家事効率が上がる「ランドリールーム」設置、オススメですよ。

3.家族の人数変化

子どもの独立、高齢化した両親を迎え入れるなど、同居する家族の人数が変化することがあります。はじめに紹介するのは、お家の一部分のみを改修する『部分リフォーム』です。空いてしまった子ども部屋を趣味部屋やゲストルームにしたり、間仕切りを取り払って広々としたリビングダイニングに変えるなど、お部屋の用途変更を行う方法です。『部分リフォーム』は小規模な工事になるので、工事期間は比較的に短く、内容によっては住みながら工事を行うケースもあります。

次に紹介するのは、使わなくなった部屋を撤去したり、2階建てを平屋に変更したりする『減築リノベーション』です。

田の字のお部屋が並ぶ1Fは倉庫と水回りがいびつな形で飛び出ているのがわかります。

before 施工事例 3+one

家族3人の生活がワンフロアで完結するように形を整えながら減築した1F平面図

after 施工事例 3+one

こちらは、築130年の古民家を『減築リノベーション』した 3+oneという事例です。増築や改築によって凸凹した形と、家族3人+愛犬で住むには広すぎてしまうお家を、形を整えながら減築し、日常生活は全て1階フロアで送れるように全面改修を行いました。大掛かりな工事を伴う『減築リノベーション』ですが、床面積を減らすことで、その後の維持管理や水光熱費の負担は軽くなります。減築で空いた敷地でガーデニングや家庭菜園などを始めてみるのも楽しいですね。

4.老後への備え

厚生労働省の「人口動態統計(確定数)」(2023年)によると、家庭内の事故で亡くなった人は、交通事故で亡くなった人の約4.5倍というデータがあります。その中でも、高齢者の割合が9割近くを占めていて、死因の約4割が不慮の溺死及び溺水、浴槽での事故死が最も多くを占めています。溺れてしまう前段階として「ヒートショック」によって気を失ってしまう事が挙げられています。「ヒートショック」を起こす原因は、急激な温度変化に伴う血圧の変動です。浴室が温かくても脱衣室や廊下が寒い、その寒暖差がとても危険なんです。

「ヒートショック」の予防方法=お家の中の寒暖差をなくすこと

そこで紹介したいのが、断熱性能を上げるための『断熱リノベーション』です。

内窓設置前、ダイニングの掃き出し窓。

before

内窓設置後、ダイニングの掃き出し窓。

after

こちらは、マンションの既設の窓に「内窓の設置」行った『断熱リノベーション』事例です。マンションの窓は共用部になる為、取替えることは出来ません。その為、専有部分であるお部屋の中から全窓に「内窓の設置」と「外周部壁に断熱材を充填」を行いました。使用した内窓はLIXILインプラスという商品です。工事を行う前と後の数値の違いについては→夏の暑さや冬の寒さでも快適に!健康なくらしにつながる『断熱リノベーション』こちらのブログで詳しくお話しています。

まだ若いから大丈夫だと思った方もいると思いますが、高齢になってからの工事は負担を感じたり、また工事後の使い勝手に慣れるまでに時間が掛かってしまうこともあります。年を取らない人はいません。後々の負担を減らすために、気力と体力があるうちに考えておくことをおすすめします。

5.お家のブラッシュアップ

「家は3回建てて初めて満足のいく家ができる」という話を聞いたことはありませんか?これは、建てて住むを何度かしてみないと納得する住み心地にはたどり着けない、おうちづくりの難しさを表現しているんだと思います。しかし現実的には、「家は一生に一度の大きな買い物」という人が大多数ですよね。そこで、お家を建て直さなくても、より満足のいく家にする『デザインリフォーム』を紹介したいと思います。

新築時には使い勝手を考えてマグネット対応のクロスを採用していましたが、実際の使い勝手は期待以下。雑多になってしまっていたワークデスクまわりを改めて整えたいとのご希望でした。

before

こちらはお家を新築された数年後に、リビングの一角にあるワークデスクスペースを『デザインリフォーム』された事例です。正面の壁はマグネット対応のクロスにしていましたが、期待に反してくっつきが悪いこと。パソコンを置いた位置まで照明が届かないこと。机上のコンセントが足りていないこと。この3つのお悩みをデザイン性をアップしながら改善したいとのご相談を受けました。

マグネットボードとハコ型収納でオリジナルワークデスク完成

after

マグネットがしっかりつくように、壁の下部にはPanasonic マグネットボード対応化粧ボードを取付けました。照明は位置や角度を調整できるように、ライティングレール+スポットライト3灯に変更しています。机上のコンセントは使い勝手の良い位置へと整えながら、増設も行いました。デザイン性と実用性を加味して、ハコ型収納棚の追加を提案し、採用していただきました。費用バランスを考え、クロスの張替は最小減に抑えています。既設の空間とも馴染む、すっきりとしたオリジナルワークデスクスペースになりました。

今日紹介したリノベーションやリフォームはいかがでしたか?活用してみたいリノベーションやリフォームはありましたか?リノクラフトでは、今ある建物を活用しながら大切に使い続けてほしいという想いを持って、お一人お一人の暮らしに合わせたリノベーションやリフォームを提案させていただきます。まずは、お家に関するお悩みやご要望をしっかりお聞かせください。お問合せフォームまたは公式LINEからご連絡お待ちしてます。

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Cristofer Vetrovs
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