昭和の終わりから平成を駆け抜けたレトロマンションの一室をリメイクしました。
玄関を開けると北側書斎の室内窓から明るい光が入り、暗く狭く感じやすい玄関が明るく開放的になりました。靴箱は白+木目のデザインで、これは元々この家にあった靴箱をヒントにしています。リノベしてもマンションと調和するよう、部屋ごとにテイストを変えながらもネオレトロを意識したデザインにまとめていきました。書斎は黒を基調にカジュアルなイメージで、壁一面のマグネットボードが実用性とデザイン性を高めます。寝室は黒を基調にフェミニンな空間に仕上げました。LDKは白を基調に壁紙や家具にトレンドのグレージュカラーを取り入れています。キッチンは梁や柱を目立たせないでLDKとの一体感を出すため、内窓を使ってカフェ風に仕上げています。ダイニングチェアのこげ茶とオレンジは、新しいながらもレトロな雰囲気を意識しました。リビングのデスク付き収納も靴箱同様の白+木目のネオレトロデザインです。洗面台やWICはリノベならではの新しい使い勝手で、廊下からすぐのアクセスが特徴です。
変わらないものと変わりゆくもの、その混ざり合うリノベーションの面白さを感じていただけるお家です。