街道沿い、趣ある町の一角にあるS邸。1Fに社屋があり、2Fの先代宅をリノベーションして家族で暮らすことになりました。奥様の思いは、子どもたち(3歳・1歳)とご主人がのびのび過ごしてくれること。そこで広いリビングと囲まれ感のあるキッズルームを提案しました。キッズルームは室内窓で繋がっていますが、リビングからおもちゃは見えません。壁は黒板クロスなので落書きしても大丈夫。キッチンのすぐ横で、母子とも安心して過ごせます。キッチン奥にはパントリーとミシンコーナーを作り、奥様のほっと一息つける場所になりました。ダイニングのマグネットボードには子どもの作品やプリント類の貼り出しができます。脱衣室には洗濯物がたっぷり干せるランドリールーム、その側にはクローゼットにクローク。玄関の靴箱は子どもが出し入れしやすいオープンな作りで、壁に消臭調湿効果のあるエコカラットを使っているので臭いも気になりません。奥様の思いが形になった家は、ふんわりと優しい気配に包まれた心地の良い場所になり、家族それぞれが今まで以上にのびのびと過ごせるようになったそうです。この家のタイトル「gypsophla(かすみ草)」にぴったりの空間に仕上がりました。