みなさん、こんにちは。豊橋市にあるリノクラフト株式会社のkanaです。リノベーションをご検討されているお客様の中に、現在のお住まいが「夏は暑く、冬は寒い」というお悩みを伺うことが多くあります。
原因としては断熱不足が考えられます。建物の断熱性能が低いと夏は外の熱気が入り込みやすく、冬は室内の暖かい空気が外へ逃げていきます。近年では家の中にいても熱中症になってしまったり、冬場は寒い脱衣室と暖かいお風呂の寒暖差でヒートショックを起こすなど健康被害にも影響がでています。
リノクラフトでは断熱性能を向上させたリノベーション事例が多くあります。今回はマンション断熱の事例をご紹介します。

こちらは断熱計画です。マンションの場合、外周に面している部分のみ断熱工事を行います。断熱工事内容は『全窓に内窓を設置』、『外周部壁に断熱材を充填』です。

断熱工事中の様子です。この事例では乾式断熱工法を採用し、発砲スチロールのようなもの(断熱材:ミラフォームラムダ)を隙間なく貼り付けていきます。乾式断熱工法のメリットは、コストバランスが良いこと・取り扱いがしやすいことです。基本的にどんなマンションでも施工できるので多く採用されています。
内窓はLIXILのインプラスを設置しました。ガラスはLow-E複層ガラスで窓からの熱の出入りを防ぎ、紫外線の通過を削減してくれます。インテリアに合わせてコーディネートしやすい6色からの選択が可能です。

今回のマンション断熱リノベーションによるUA値の結果がこちらです。UA値とは建物全体の外皮(外壁、窓、扉など)から、どれくらい熱が逃げやすいかを数値化したものです。数値が低いほど熱が逃げにくいということになります。
改修前想定UA値が0.92W/(㎡・K)に対し、改修後UA値が0.64W/(㎡・K)と数値が減少しました。新築住宅で義務化されている省エネ基準適合レベル(断熱等級4)に達しています。
断熱リノベーションをしたお施主様からは「夏の時期、夕方に帰ってきても部屋が暑くない」と実感の声をいただいております。補助金と合わせて検討するとコストを抑えることもできます。断熱リノベーションについて気になる方は、ぜひお問い合わせください。お問合せフォームまたは公式LINEからお待ちしております。