こんにちは、リノクラフトのmarikoです。今日はリノベーションについて、新築注文住宅と比べて何がどんな風に違うのかをお話ししようと思います。その上で賢くリノベを使っていただければと思います。

新築注文住宅とリノベーション住宅の費用感について
家の大きさや年式、傷み具合にお客様のご要望等々でかかる費用は本当に大きく変わってくるので、ここではざっくりとしたことしかお伝えできませんが、それでも目安にはなるかと思います。
リノクラフトのホームページ内でもお伝えしていますが、戸建てフルリノベーションを行う場合の費用は、新築注文住宅の費用の凡そ3分の2程度になるというのが、ざっくりとした目安です。
例えば、39坪3900万円(坪100万)程度の新築注文住宅と比較する場合は、広さやグレード感が同じくらいのフルリノベーションであれば、3分の2にあたる2600万円くらいになります。これは、基礎と屋根、構造を残してフルスケルトンにした場合の費用感です。耐震・断熱工事も含みます。
注文住宅:フルリノベ = 3:2 というイメージを、頭の片隅に入れておいてください。
これがデザインリフォームとなると話が変わってきます。間取りはそのまま、耐震断熱も不要、キッチンや建具、床材や壁紙などを変えることで好みの世界観に仕上げたい、という場合は、費用感は全く異なります。
リノベーション、デザインリフォームともに具体的な物件と大まかな構想のある方には、ざっくりとした費用感は早い段階でお伝えできますので、まずはお越しいただくことをお勧めします。
リノベーション費用については、戸建て・マンションともにコチラのブログにもありますのでご覧ください。
新築注文住宅とリノベーション住宅のデザインに関する違い
最近は既製品や雑貨類なども見た目の良いものがどんどん出ております。ですので、見た目のコーディネートとしてのデザインは、新築かリノベーションかという差はそれほど感じなくなってきました。(仕上げる会社や担当者、お客様本人による)
デザインはデザインでも空間デザインについては異なります。リノベーションする建物にもよりますが、一般的には大きな吹き抜けなどの開放的な空間は、リノベーションでは作りづらいです。(構造上難しかったり費用対効果が悪かったり)どちらかというと、細々と間取りを分けたり、敢えて残った柱や梁を「面白いね」と愛でたりするのがリノベーションの面白さです。今あるものを工夫して生かすのがリノベーション。そういう意味では、古いものを敢えて残してデザインに生かすことができるのはリノベーションならではです。

上の写真【 saṃtati(サンタティ)〜他人間相続〜 】のように、天井や柱など、在るものを生かしたリノベーションは味わい深く本当に面白いです。

対して、もうすぐ事例公開予定の【Vicke】は、上記の事例とは対照的です。建物の躯体という「在るものを生かし」ながら、リノベ価格で新築注文住宅のような可愛いお家を手に入れました。テーマは「ジャパンディ」。一面の壁に横長の滑り出し窓、淡いグリーンの壁紙、個性的なタイルに木目調のオリジナルカップボードなど、施主の I 様 好みのコーディネートで仕上げてあります。


【 Vicke 】の外観 Before → After です。After だけ見れば、パッと見ただけでは新築住宅と言われてもわからないくらいです。(瓦屋根でばれちゃいますね。でも屋根はほとんど見えないです。)躯体・屋根はそのまま使い、窓の位置も実は大きく変わっていません。その分の予算は、賢く節約されています。
間取りは、1Fは大きく変えてとても使いやすくなりました。2Fは個室ばかりなのでほとんど変えていません。使うところには予算を使いながら節約できるところはしっかり節約することで、同等の新築注文住宅の2/3以下の価格でこだわりの可愛いお家が完成しています。
いかがでしょうか。リノベーションの良さは「在るものを生かす」こと。「使えるものを使う」ことがリノベーションの面白さであり、その中には予算の節約も含まれます。予算の節約は、昨今の物価上昇を鑑みると切実なところかと思います。私たちも改めて「使える」と「直す」の仕分けをシビアに行いながら、お客様のご要望に合わせたプランをサクサクとご案内していきたいと思います。
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