お客さまが一番気にされているのはコスト面だと思いますが、トータルコスト（概ねの概算費用）で見た場合に、例外はありますが、新築住宅と中古住宅リノベーションは約3：2の割合で中古住宅リノベーションの方がコストをかけずに、安く済むことがほとんどです。例えば新築住宅が3,300万円だったとします。それと同等の中古住宅リノベーションは2,200万円程度に抑えられるということになります。

また、住宅の価格には時代背景も大きく影響します。更地を購入し、家を建てて、ローンを組むという流れを考えた時に、コロナ前には、土地が1,000万円少々、家を建てるのに2千何百万円の範囲で、トータルで3,500万円～4,000万円を切る程度に収まっていれば、新築住宅に対する住宅ローンが、通常所得の方でもゼロから組みやすかったですが、コロナ後の現在では、豊橋でも土地の価格や資材価格が高騰し、全体の費用も高くなりつつあります。これは、いままではぎりぎり新築住宅のローンが組めていた方が、もう組めない状態になってしまうということです。この費用の高騰は建築業界の企業努力が及ばない部分なので、工務店さんやビルダーさんの努力ではどうしようもない状況です。